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ダイオキシンとは?
炭素・水素・酸素・塩素の化合物で、
現在、210種類程がダイオキシンの仲間に入れられています。
ダイオキシン類は、物が燃焼する際には僅かながらも
自然に発生すると言われています.。
ダイオキシンの性質
ダイオキシンは、無色無臭の固体で、ほとんど水には溶けませんが、
脂肪などには溶けやすいという性質を持っています。
また、他の化学物質や酸、アルカリとは容易に反応しない
安定した性質をもっていますが、
太陽からの紫外線で徐々に分解されることがわかっています。
毒性としては、青酸カリの10000倍やサリンの10倍もあるといわれています。
ただ、青酸カリやサリンのような急性毒ではなく、遅延毒性であり、
世代がまたがるにつれ微量でも深刻な悪影響が出ると示唆されています。
ダイオキシン類の発生量は燃焼する物や燃焼温度等により異なりますが、
ごみの焼却時、工業用の炉でも僅かながら発生しています。
特に今問題となっているのは廃棄物を焼却する過程です。
また、自然界でも発生することがあり、例えば、森林火災、
火山活動などでも生じます。
ダイオキシンは1年間に約5,140〜5,300gが環境中に
排出されているとされています。
有害性 |
日本国における発生源別発生量 (g-TEQ/年) |
「発がん性」 |
一般廃棄物焼却 |
4,300(80%) |
「肝毒性」 |
産業廃棄物焼却 |
547〜707(10%) |
「免疫毒性」 |
金属精錬 |
250 |
「生殖毒性」 |
石油添加剤(潤滑油) |
20 |
|
たばこの煙 |
16 |
黒液回収ボイラー |
3 |
木材、廃材の焼却 |
0.2 |
自動車排出ガス |
0.07 |
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